行商列車

私が学生時代はまだ旧型客車が現役で、客車に揺られての旅を楽しんでいた。
その中で、客席と荷物室が1両の車両に一緒になっていた、いわゆる合造車と呼ばれる車両が走っていた。
大阪から"だいせん5号"に乗り込み浜坂へ着くと、1番ホームには542レが止まっている。
国鉄時代
1986.9 山陰本線 浜坂

車両に乗り込むとニスの匂いが仄かに匂い、床は板張りでコツコツと靴音を鳴らしながら座席へ向かう。
車内は白熱灯で網棚の網は金網でなく紐で編んだ物、座席の手摺は木製で塗装でなくニス塗り、壁面は板張りだった。
座席に着座する体勢は、SGの暖房管のカバーに足を掛けて窓のテーブルに肘を付いて座るのがよく見られたスタイルだった。
4時41分、列車は浜坂駅を出発し福知山への各駅停車の旅が始まる。
久谷を過ぎ餘部に到着すると、このオハニ36には大きな荷物を背負った方々が乗り込んできて、大きな荷物は荷物室に収納してた。
そして、城崎に着く頃にはこの車両は行商人で満席状態であった。
そして、この列車が別名"行商列車"と呼ばれる程、行商人には必要不可欠な列車であった。
国鉄時代国鉄時代
国鉄時代国鉄時代
1986.9 オハニ36車内

comment

Secre

はじめまして

はじめまして。
平成生まれの私達からすると、旧型客車というのは
なにか、ノスタルジックな雰囲気があるのに新鮮な雰囲気もあるとても面白いものなのですが、
そんな車両が現役バリバリ、全国各地で走っていた時代を見てみたかったな。と思っていました。

とても渋い写真が心に残りました。 ありがとうございました。

No title

TRAIN+さん
はじめまして、コメントありがとうございます。
お返事遅くなりました事はお詫び申し上げます。

そうですね、平成生まれの方だと旧型客車はある意味新鮮味があるのでしょうか。
私たち昭和生まれの者にとっては、ローカル線へ行くとごく当り前に走っており、冷房も無い、リクライニングしないシートでの旅は疲れるので、逆に快適な特急や急行に憧れていたものです。
確かに今となっては定期運用では走ることは無いでしょうが、現存する車両によってイベントで走っている姿を見れば当時を知らなくても十分に味わう事が出来ると思います。
JR長野支社では10月も旧型客車を使用したイベントがありますので時間あれば見に行っては如何でしょうか。
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